ヴェルナー4世(Werner IV)とは、ドイツの君主・諸侯の名前。
- ヴェルナー4世 (ヴァラホ家)(Werner IV (Walaho-Haus)) : ドイツ中南部のフランケン貴族のヴァラホ家(Walaho-Haus)のヴェルナー3世の子。ヴォルムスガウ(ヴォームスガウ)伯およびシュパイアーガウ伯。妻はフランスのロベール家のロベール3世の娘のオーダで、その間に娘のヴィルトルート(Wiltrud)を儲けている。891年に嗣子がないまま逝去し、ヴァラホ家は断絶し爵位の空位が数年間続いた。後に従子のザーリことヴェルナー5世(叔母の孫で、カロリング朝のツヴェンツィボルト=ツヴェンツィポルトの子)がヴェルナー4世の養子という形で相続し、ザーリアー朝の祖となった。
- ヴェルナー4世 (ボーランデン家) : ドイツ中西部のラインラント=プファルツ地方の貴族のボーランデン家の当主でありヴェルナー3世の子で、マインツ辺境伯。ラインシュタイン城(1241年建築)の築城者といわれる。義理の甥のアルプレヒト(レーヴェンシュタイン家)と対決した。