ヴェルマンドワ家(Maison de Vermandois)とは、フランスの伯爵家。2系統に分かれている。
- ヴェルマンドワ家 (カロリング朝) : フランク貴族のカロリング朝の分家。ピピン1世[1]を祖とする。11世紀末にカロリング系ヴェルマンドワ家の最後の女伯のアデライードがカペー家出身のユーグ1世(フランス王のアンリ1世の子)と結婚し、ヴェルマンドワ家はカロリング系からカペー系となった。
- ヴェルマンドワ家 (カペー朝) : カペー朝(ロベール家の系統)の分家で、上記のカペー系のユーグ1世が、カロリング系の女伯のアデライードと結婚したことから始まる。しかし、カペー系ヴェルマンドワ家も最後の女伯のアリエノールが1213年に嗣子なく死去した後に、本家のカペー朝のフランス王のフィリップ2世が分家のヴェルマンドワ家伯領を王領に併合した。
脚注[]
- ↑ カロリング家のイタリア王のピピンの庶子のベルンハルトの子。