孫壱(そんいつ)とは、呉の皇族・宗室。約2名ほど存在する。
- 孫壱 (沙羨侯) : 孫静(孫堅の末弟)の孫、孫奐の子、孫承の弟、孫封の兄。沙羨侯に封じられて夏口を守備して、鎮南将軍・鎮軍将軍を歴任した。しかし、従子の孫綝が権力を把握すると、縁戚関係の呂拠一族が殺害されたために、誅殺をおそれて妻子とともに魏に亡命して、車騎将軍・儀同三司に任命されて、呉侯に封じられた。しかし、魏の権力争いに巻き込まれて、殺害された。
- 孫壱 (宛陵侯) : 孫権の孫、孫覇の子、孫基の弟。宛陵侯に封じられた。従兄弟の孫皓が即位すると兄とともに爵位を剥奪され、兄や祖母の謝姫とともに会稽郡に流罪された。