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張脩(ちょうしゅう)とは、後漢末期の人物。約3名ほど存在する。「張修」とも呼ばれる。

  1. 張脩 (五斗米道) : 巴郡巫県(現在の重慶市巫山県)の人。後漢末の道教系の五斗米道の実質的な教祖で、漢中郡で教祖となって勢力を持ったが、道教系の鬼道教団の指導者である張魯によって殺害された。
  2. 張脩 (使匈奴中郎将) : 後漢末の使匈奴中郎将。トルコ系匈奴屠各(屠客)部攣鞮(虚連題)氏族の呼徴単于と犬猿の仲で、勅命を得ずに呼徴単于を殺害して、独断でその分家の独孤氏族出身の羌渠を単于とした。その廉で、張脩は解任され檻車で廷尉に護送された。後に逮捕投獄され処刑された。
  3. 張脩 (虎賁)の虎賁。蜀漢)を滅ぼした鍾会が降将の姜維とともに晋公司馬昭に対してひそかに反乱を起こす計画を目論んだが、彼がその旨を各陣営に馬で触れ回ったために、露見されてしまい激怒した鍾会によって処刑された。

関連項目[]

  • 張魯