戸賀崎氏の家紋（足利二つ引）
戸賀崎氏（とがさきし）は、陽成源氏（河内源氏）流足利氏（下野源氏）一門。三河国幡豆郡戸賀崎郷[1]を拠点とした（三河源氏）。庶家に三河荒川氏（義清流）があった。戸ヶ崎氏とも呼ばれる。
概要[]
平安時代末期の1190年（建久元年）に[2]、義宗は下野国安蘇郡赤見郷[3]に下向した[2]。以降の義宗は赤見郷を拠点としたという。
鎌倉時代に足利氏の惣領家の足利義氏（広沢義実の従弟で義宗の従父）が、1221年（承久３年）に姻戚関係にある北条得宗家に従って、戦功を挙げて三河国守護に任命された（『承久の乱』）。そのために、上記の広沢義実と足利義氏の系統などが三河国に移住して、義宗もそのうちのひとりで、戸賀崎氏と称して、その地名を名字にして拠点とした。
戦国時代に義宗の９世の孫である義氏の代になると、年老いた彼には嗣子がなく、1581年（天正９年）に女婿で家老の戸崎芳裕に後を継がせた。ここで戸賀崎氏の男系は断絶した。
江戸時代後期の剣豪の戸崎暉芳（熊太郎）は芳裕の７世の孫である。
歴代当主[]
脚注[]
関連項目[]
- 戸崎暉芳（熊太郎）