
清和源氏の家紋の「木瓜に笹竜胆」
清和源氏(せいわげんじ)は、日本の皇別氏族である源氏三十一流のひとつで、清和天皇を祖とする賜姓皇族で、姓(カバネ)は朝臣。
概要[]
清和天皇には、長子の陽成天皇(貞明親王、陽成源氏の祖)を除いて、貞固(さだかた)親王・貞元親王・貞保(さだやす)親王(陽成天皇の同母弟)・源長頼・貞純親王・貞辰親王・貞数親王・貞頼親王・貞真親王・貞平親王・源長監・源長猷(ながみち)・源長淵などの多くの皇子がいた。
その中でも、第6皇子の貞純親王の系統が著名で、その子である六孫王こと源経基・経忠(経義/経明)父子を祖としている。ただし、経忠は、従父の元平親王(陽成天皇の第3皇子)の養子として「陽成源氏」の系統と称する『王氏爵不正事変』を起こしたため、遠流とされた。そのために、清和源氏の勢いは一時的に衰えたのである。
鎌倉時代に、経忠の5世の孫である竹内信治(左近将監)・氏治(竹内大夫)父子が、公家貴族(堂上家)として、竹内家と称して、京において清和源氏の嫡流として在続した(以降は竹内家を参照のこと)。