王衍(おうえん)とは、中国の人物で、約3名ほど存在する。
- 王衍 (瑯琊王氏) : 西晋の部将。字は夷甫。瑯琊王氏出身で、瑯琊郡臨沂県[1]の人。王雄の孫、王渾の子、王澄・王詡の兄、王玄の父。311年に趙漢[2]の部将の石勒[3]によって、殺害された。
- 王衍 (東魏) : 東魏[4]の部将。
- 王衍 (前蜀) : 本名は王宗衍、字は化源。前蜀の後主。許州舞陽県[5]の人。高祖(王建)の第11子(末子)、王宗仁・王元膺・王宗輅・王宗紀・王宗智・王宗澤・王宗鼎・ 王宗傑・王宗平・王宗特の弟、王承祧・王承祀の父。925年に後唐の荘宗の李存勗[6]によって攻撃を受け、降伏した。彼は通正公に封じられたが、長安に送られる途中、後に禍根となることを恐れた明宗の李嗣源[7]によって、秦川駅で妻子・兄弟まとめて処刑された。後に順正公に追封された。