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豊島氏(としまし)とは、おもに武蔵国を拠点とした氏族。約2系統ほど存在する。武蔵豊島氏とも呼ばれる。

  1. 豊島氏 (秩父氏) : 武蔵七党の丹姓秩父氏一門。武蔵国豊島郡(現在の東京都23区東部の大部分)を拠点とした。庶家は葛西氏・赤塚氏・板橋氏・練馬氏・杉並氏・武蔵志村氏・滝野川氏・小具氏・武蔵平塚氏・白子氏・武蔵庄氏・武蔵宮城氏などで、同族に畠山氏武蔵小山田氏などがある。豊島武恒[1]・恒家[2]父子を祖とする。
  2. 豊島氏 (児玉氏) : 上記と同じく武蔵七党の丈部(はせつかべ)姓有道氏流である武蔵七党の児玉氏一門の片山氏の庶家。上記と同じく同国豊島郡を拠点とした。

脚注[]

  1. 秩父忠恒(忠経)の玄孫、恒昌(恒高)の曾孫、武任(武佐/恒邦)の孫、恒明(経明/政恒とも、村山基宗(頼任(頼佐)の父)の兄)の子、武基の弟、小山田恒任(恒佐/恒時)の兄。
  2. 近能の兄、康家の父。