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ウィキペディアの偏向性(ウィキペディアのへんこうせい)は、インターネット上における深刻な社会問題である。

ウィキペディアとネット右翼

ウィキペディアには左派に厳しく、一方でネット右翼に寛容な風潮が蔓延している。これは例えば管理者の権限行使の際にも見ることができる。左派ユーザーに対してはボットを使用してまで差し戻しや投稿ブロックを乱発する一方、ネット右翼が歴史や政治に関する記事を偏向した内容に改竄しても黙認し、何の対処もしないなどのダブルスタンダードを管理者どもは当然のように行うのである。

その結果、現在のウィキペディアには右翼的な視点に偏った記事ばかりがあふれかえり、とても「中立性」が保たれているとは言えない状況となっている。

つまりこれは、ウィキペディアの管理者までもが、その多くがネット右翼で占められていることの証左であり、改めてウィキペディアおよびネット右翼の恐ろしさを窺い知ることができる。

ウィキペディアと嫌韓・嫌中

ウィキペディアの記事は全体的に偏向しているといえる。特に東アジア近現代史や国際政治、中国・韓国関連については中国や韓国の全てを否定し更には、侮辱スレスレの記事も目立つ。中国・韓国の全てが悪であり、善き点は何もないと言う即ち、「中国悪玉主義」「韓国悪玉主義」がウィキペディア日本語版の「中立性」に侵入しているといえる。

例えば中国・韓国の興味深い文化に関する記事があるとする。するとそこには何かとどうでもいいことをあげつらい、せっかく興味を惹かれる文化に心動かされたとしてもそのどうでもいいことでムードは台無しにされてしまう。そして後に残るのは何の感動も理念もない「中立的」な「情報」が閲覧者の心や精神を占領するのである。どうも中立的というのを「無感動」や「無機的」であると考えている人たちが多いのではないかといえる。

もしも全ての記事が「無感動」ならまだよいが実際はそうではない。先に述べているように中国や韓国の善い面は無感動な中立性にしておいて、悪い面は大々的に喧伝し閲覧者の心に嫌韓嫌中精神を植え付けている。そういえなくもないだろう。つまり現在のウィキペディア日本語版は実質的に右翼や嫌韓・嫌中を理想(ウィキペディア内部では中立とか百科事典的と言う)としてしまっているのだ。

別に左翼だの革新だのそんなものにする必要はない。ただ、もう少し中国や韓国の善い面にも言及し且つ、それを台無しにしないようにする必要があると思わされるのだ。ウィキペディアはフリー百科事典であり法律的には何ら特別な義務を有しているわけではない。しかしウィキペディアの記事は社会的にはもはや逃れられない義務を背負う時になっていることを認識すべきであろう。

関連項目

  • ネット右翼
  • 嫌韓
  • 嫌中

外部リンク

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