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定規戦争(じょうぎせんそう)とは、定規を用いた遊びである。定規の戦争(じょうぎのせんそう)とも言う。通常、略して定戦(じょうせん)、定規戦(じょうぎせん)と言う。また、「定規バトル」や、消しピンと引っ掛けて「定ピン」と言うこともある。定規をはじいて相手の定規を場外に追い出すか、相手の定規の上に自分の定規を乗せることで勝敗を決めるゲームである。

基本的なルールは消しピンに似ているが、その大きな違いは消しゴムは用いずに定規とペンボールペンシャープペンシルなど)を用いるところにある。高価な道具を必要としない、簡単かつ短時間で遊べるなどの理由から、中学生を中心に遊ばれる。

地域によっては「さしパチ」「さしペン」などともいう。さしは「ものさし」の「さし」である。

遊び方[]

2人以上で遊ぶ。必要な道具は、人数分の定規と、ペン(最低一本)、平らな面(など)である。ちんこ皮むく

ジャンケン等で順番を決め、自分の番となったら定規をはじく(打つとも言う)。ここで言う定規を「はじく(打つ)」というのは、ペンの腹などを定規のカドや末端に上から強く押し当てることで定規を押し出す(弾き出す)行為をいう。普通にコツンとペンを当てて打ったり、ボールペンのノックのばねを利用して打つのもありとすることも多い。また定規が机の上からはみでている等、定規の下にペンを入れることが出来る場合は下から掬い上げて移動させてもよい。変則的なルールとしては、定規が机からはみ出ている場合、ペンで掬い上げる代わりに、可動式のクリップの付いているペンで定規を挟み込んで持ち上げるという技も存在する。

定規をはじいて相手の定規を場外に追い出す(退場させる)か、相手の定規の上に自分の定規を乗せることで勝敗を決める。相手の定規の上に自分の定規を乗せた場合、乗せられた相手は順番に関係なく3回はじくことが出来る。3回はじいて上に乗っている定規から抜け出すことが出来無ければ退場である。抜け出すことが出来たならば元の順番に戻ってゲームが再開される。

このようにして最後まで残った定規の持ち主が勝ちである。

その他のルール[]

  • 使用できる定規の長さや重さに制限を設けることがある。基本的に5mm程度で30g以下40センチ未満
  • 定規を手で触ってはいけない。(ありのルールにしている場合もある)
  • 定規を改造(二枚重ねする等)はしてはいけない。(テープは2mm程度)しかし改造していいルールもある。
  • 場外に出た場合に退場とせず、任意の場所から再開(ただし相手の定規に乗ってはいけない)とすることがある。
  • 机から落とされたが、まだ地面に到達していない空中にある定規をペンでたたき、卓上に戻す荒業も存在する(反則とみなされることもある)。
  • 机から落ちない程度に定規を出し、ペンで持ち上げ、滑らせて、そのままほかの定規を落とすのは反則である。
  • 相手が定規をはじくことができないように定規を乗せてはならない。

問題点[]

この遊びは定規やペンの本来の使い方から逸脱しているため、これらの寿命を縮める大きな要因となる。定規の目盛りが消えたり、定規そのものが折れることもある。

関連項目[]

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